友人とのカミングアウト
身近にもひとつ、同じ病気を持つ人がいたことを知った。彼には悪いかもしれないが、その話を聞いて安心した。
彼の反応だが、私の病気のことを知っても
「へぇ、そうなんだ。ぐらいにしか思わないよ。」とのことだった。
私としては「なんだ、そんなもんか。」って感じだった。
そんなもんか、というのは特に落胆したわけじゃない。どちらかというと、「あ、大丈夫だったのか。」の方が近い。
長い間私は、おかしなところでおかしな教育を受けていたので、精神的なことや、人と違うことを、こんなにも当たり前に受け入れてもらえることがあることを、今になって少しずつ理解し始めている。
彼は、「あなたが変わっていることに、ただ理由がついただけのこと。」と言った。
なるほど。そういうことね。なんだか書いてて嬉しくなってきた。
大学に入って、変わっている私を受け入れてくれる人がたくさんできてから、「変わっている」という言葉が悪いだけのものではなくなりつつあるからだろう。
眠る時、「俺は普通だよ。」と言っていたので、
「普通じゃなくてもよくない?変わっててもその人はその人だし。」と言っておいた。
多分僕がもらいたい言葉なんだろうなと思う。